ALFA33を楽しむ
この写真は、スポーツワゴン専用のカタログです。”sport wagon 1.7IE”は僕の33そのものです。装着タイアも
ミシュランMXV2で同じですし、バンパー下にフォグランプがついている16vとの違いも見て取れます。色はブラックメタリック
なのですが、光の当たり具合でガンメタリックにも見えたりします。購入してから一年後に僕は塗装ムラを発見しました。
ムラというより未塗装と言った方がいいかも知れません。ルーフの隅っこですが明らかに塗っていないところが有りました。
購入時にフォブランプの穴を隠す目隠しカバーが片方無いことに気づき、購入店に相談したところ本国から取り寄せる
事になったのですが、左右非対称のカバー、頼んだものと逆のが届き。同時に注文したドアプロテクター(これも初めから
付いていなかった)は合っていたのに・・・・。左右を間違えたというより、適当なんだとこの時思った。しかし、まあ並行物、
正規物に関わらずイタリアの自動車って『こんなもんよ』と言った所が良くあるけれど、逆に心に訴えてくる魂にような物も
絶対に有る。ALFAROMEOの場合、エンジンが気持ち良くスポーツカーと言う言葉がぴったりくる。これは数値で表れる物ではなく
スペックに拘る人には絶対解らない事だと思う。イタリアの車、特にALFAROMEOに好んで乗る人は、万人受けするファッションよりも
自分にぴったりと填り、自分を自分らしく表現してくれるファッションを好む人たちなのだろうか。
ちょっと面白いお話をしましょう。156がデビューしてまもなく、妻の実家の四日市に帰省していたとき。義母から「
アルファロメオのお店ができたようだよ」と教えられ、早速訪ねて見ました。途中オープンにした真っ赤なALFAROMEO
SPIDERにすれ違いましたが、長い髪がきれいな女性でした。そこは”アレーゼ店”で、156や
GTVが展示され、僕の好きなアルファロメオのロゴ看板やフラッグが飾って有ります。
店に着くと何人かの客らしき人と、若いスタッフが数名忙しそうにしていました。
ステッカーを数枚購入して帰ろうとすると、先ほどのSPIDERの女性が入って来ました。どうやら、ここの店長さんのようです。
BMWで乗り付けて来た中年のオヤジが店長に駆け寄ります。足下を見るとサンダル履きです。お金は持っているのかも知れないけれど
品はなさそうです。適当に店長があしらい若いスタッフに変わると、今度は店長がこちらに向かって歩いて来ました。
「33のお客様ですか?」「はい、新しくオープンしたと聞き、寄ってみました。冷やかしですからどうぞお構いなく」
そう言ったら、「さっきすれ違いましたよね。33だから珍しいと思って・・・」話は弾みました。どうやら156の売れ行きも好調のようです。
僕が「あっちのお客さん、ほっといて良いんですか?僕なら車買うお客じゃないから」と言うと「良いんです。
あのお客さんは昨日も来てましたが、ALFAに乗って欲しくない人です(笑)」と笑って言いました。
「スパイダー似合ってますね」と聴くと「社長の命令です。『オープンにして乗っていろ、良い宣伝になる』ですって」と。
僕が33に乗るようになって、たくさんの人に出会って来ました。ALFAROMEOの面白さはオーナーや
ALFAROMEOを取り巻く人の面白さでも有ります。
話を33に戻しましょう。タイミングベルトはALFA乗りにとって避けては通れない重要なポイントです。
右の写真はエンジン2001年7月号の記事、自動車ライター下野康史さんがお書きになったALFAROMEOのタイミングベルト物語です。
下野さんからお電話をいただき、タイミングベルトの話を聞かせて欲しいと言われましたが僕の33では参考にならなかったと思います。
タイミングベルトの交換時期は非常に難しいです。過去に2回タイミングベルトを交換していますが一度目は32.000kmの時でした。
ベルトは比較的簡単に手に入り、早速GARAGE FORで交換。33の場合フロントグリル、ラジエターを外し結構大がかりな
作業になります。外したベルトは痛みも無く、もう一度使いたくなる位しっかりしていました。コマもかけていなかったし、状態は
思ったよりも良かった。2度目交換は8万キロの時に行いました。
このときも拍子抜けするくらいきれいな状態で、”明日にでも切れそう”と言った感じでは無かった。だから次回は13万km時の
交換を予定しているが、「切れてからじゃ遅いから」と心配になってくるのはALFA乗りの悩みの種です。
2度目の交換の時にテンショナーも交換しているので今のところタイミングベルトの心配は無い。(と思う)
33のエンジンを下から覗いたところです。オイル漏れが凄いですが購入時からの症状です。つぎ足して対応するほどの漏れでは
有りませんが、漏れたオイルがエキマニの上に落ちるので焼ける臭いが鼻につきます。子供達はこの臭いが大嫌いで、33には
乗りたがりません。
マフラー交換

マフラーは二度交換しています。雪が降る地方は道路に撒く塩カルの影響で、マフラーも錆びやすいです。33はエキマニと
センター、エンドマフラーの3ピース構造です。3年目位の時エンドマフラー(タイコ)に穴が開きました。
どうせ買うならとスーパースプリントや
アンサマルミッタなどのスポーツマフラーも検討しましたが、当時TAROCの仲間と訪ねた”キヨラパーツセンター”に相談
したところイタリアに手配してくれ、ノーマルに一番近いCSCのマフラーを購入しました。作業はオイル交換などでお世話になっていた
”平島タイヤ!さんのピットを借りて自分で行いました。

以前VWサンタナに乗っていたとき、格安のアンサマルミッタの
スポーツマフラーを購入し、行きつけのGSのピットを借りて交換したことがあったのですが、そのとき錆びたマフラーの
差込になった所を抜くのに大変だった事を思い出しました。サンタナの交換の時は雪が舞う寒い日の事でした。
CRCをたっぷり吹いて何度も引っ張ったのですが抜けません。思い切ってタイコにロープを巻き、GSのコンクリートの柱に
ロープの反対側を結び走り出しました。2〜3度走ったところでGSの親父さんが出てきて「やめろ〜柱折れるってぇ、揺れてるぞぉ」
やっぱり怒られました。(笑)今回はコジッて少しずつ抜いてゆきます。その甲斐あって、柱に結ばなくても取れましたが
新しいマフラーは大きく曲がった形状がブレーキホースに干渉する事が判明。修正の為もう一度外して”手曲げ”による職人技で
対応しました。大昔僕が”暴走族”だったころ、バイクのハンドルを曲げる職人技を修得していたので思わぬところで
役に立ちました。
CSCのマフラーはノーマルよりも少々音が大きくなりましたが、トルクアップを体感出来ました。価格も安く派手さも無いので
僕のようなノーマル派には持ってこいのチョイスでした。ノーマル派と言えば、一度33のホイール(FPS)を社外品に換えた事が有りました。
MOMOのFerrari engneeringです。サイズは7J×15でしたが、これが失敗でした。

デザインに惚れて購入を決めたのですが、ディスク部分が”ガンメタ”の物はイタリアからの取り寄せとなり、4ヶ月位
待ちましたがワゴンボディーによく似合っているので待った甲斐が有りました。デザインも良くてレグノの195/55/15の乗り味にも
大いに満足したものの、ホイールが重く走りに切れが無くなってしまいました。とにかく足下が”バタバタ”と非力な33には
15インチは履けません。カッコばかりのインチアップも考え物です。
現在は175/65/14サイズのミシュランをノーマルのアルミホイールに履かせています。このチョイスが
ベストだと確信しております。MOMOはTAROCのYoshidaさんにシメジ弁当と交換して貰いました。(笑)黒の145によく似合っていました。
8万kmを過ぎた頃、センターマフラーに穴が開き”爆音”になってしまいました。スーパーや164でお世話になっていました名古屋の
”I-Logic”さんにお願いしてエキマニからワンオフのステンレスマフラーを作ってもらいました。

制作は約一ヶ月費用は内緒です。(だってカミさんも見ているし)触媒部はメルセデスのS500の物を流用しました。
ちゃんと車検も通ります。ですが、”音”が凄い。ALFAのboxerにマフラーを作るのは初めてだったようで、音の設定が解らない
との説明があり、こちらも無理を言って作ってもらったのですが、音質はもう一歩でした。このとき、吹け上がりが悪くなる
症状が起こり始めます。これはマフラーとは無関係で、アイドルセンサーの不良でした。箱根に来てから33の主治医を探して
色々なショップを巡ります。33は特殊な車では有りませんがALFAROMEOを得意としている工場でも嫌がられることが多かったです。

パーツが思うように手に入らない事がその大きな理由だと思います。僕が33に乗るようになって、一年ほどしたときにパソコンを
買って、ホームページ作りに励むようになります。TAROCのホームページでしたが、多くは33の事をあれこれ書いて皆さんに見て貰う
事を楽しみにしていました。僕の書いた33の事や写真を見て同じく33を買うことになり33の世界にドップリと浸かってしまった人が
何人かいらっしゃいます。一人は東京に住む”FOGLIOさん”です。神戸の明植自動車でQ4のワゴンを買いました。後にFOGLIOさんから
横浜のガレージを紹介して貰うことになります。

FOGLIOさんは積極的にイギリスなどから33のパーツを個人輸入する方で
細かなパーツなど、欲しかった物が何とか手に入る用になりました。96年の購入直後息子がイジッテ壊したパワーウィンドウの
スイッチやヒーターの温度調節のダイヤルのギアなどFOGLIOさんに頼んで共同購入しました。
2002年の正月FOGLIOさんの33がタイミングベルト切れで中央道の甲府昭和ICで立ち往生したとき、置き去りになった33Q4を後日
僕が積載車で取りに行くことになります。実はそのときアイドリングがばらつきエンジンの吹け上がりが悪くなって来たので
FOGLIOさんから横浜のガレージを紹介して貰ったのです。箱根から僕の33を横浜に運び、横浜から甲府まで行きFOGLIOさんの33Q4を
取りに行き横浜まで運ぶ。僕たちはこうして助け合って33に乗っています。33互助会です。(笑)
もう一人は当時フランスに住んでいた”すずひろさん”です。フランスで33に乗りたいが
33の情報が無く、日本の僕に相談メールが届きました。何台かの33を見て比較検討し購入を決意します。そんなときイタリアのトリノに
住む”ききさん”からメールをいただきます。本国イタリアで33に乗る日本人の方です。その後僕を通じてフランスのすずひろさんと
イタリアのききさんの交流が始まります。当時僕は33のテールレンズを探してました。僕のミスでW数の大きなバルブを入れてしまい
熱によってテールレンズを溶かしてしまいます。

イタリアのききさんに相談したところ近所の解体屋に33ワゴンが有るから取り外して送ってくれると言ってくれました。これには感激です。
正直いつもパーツが手に入らなくて、何度も33に乗ることを諦めようと思っていましたが、仲間出来て助けていただくことがこんなに
ありがたいことなのかと思いました。送っていただいたテールレンズは前期型用のものでしたが問題はありません。価格も安く済んで
僕は助かりました。今ききさんはトリノで自動車のパーツを日本に送るビジネスを始めました。日本でちょっと珍しい、あるいは古い
ヨーロッパ車に乗っている人には朗報です。日本語で連絡が取れるし、何より自動車好きでALFA好きなききさんがトリノから送って
くれるんですもん。鬼に金棒です。興味が有る方、ホームページが有りますので覗いてみてください。
ここからリンクしていますので
どうぞ。

次はショックアブソーバー交換のお話。33のサスペンションはSUDと基本的に同じです。ストロークは有りませんがしなやかで
粘りのあるコーナリングが得意です。乗り心地も非常にソフトで155や145にような”堅い足”では有りません。
5万キロを過ぎた頃、タイアが片減りする兆候が現れ始めます。高速やワインディングで車がふらつく現象が起きます。
縦の揺れが上手く抑えられなくうねった道ではコントロール性が悪くなって行きました。
アルファディがまだパークホテルの敷地で行われていたころ、ショックアブソーバーを探して出店しているショップを訪ね歩きました。
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