25日
気が付けば4月も後半。
振り返る余裕も無いほど時間は矢のように過ぎていきました。
一瞬の様に思えた時間も、実は重たく、時計の針は止まってしまったかのように思える日も有りました。
不意に訪れる別れも有れば、明らかに近い将来やってくる別れ・・・・
僕たちはどんなことを用意しておけば良いのでしょう・・・
どこかで尊い命が消え、またどこかで輝く命が産まれて来る。
残された者達は、それらを見続ける義務が有るんでしょうね。
前回の晩酌タイム、読み返すとイヤースピーカー(ヘッドフォン)の事が書かれています。
やっぱり今でも、お気に入りのアイテムです。
ボクは、お気に入りがあると際限無く増やしてしまうタイプの人間です。
ほとんどはオーディオで、二階のリビングにあるシアターシステムもその例外ではなく
スクリーン横に設置してあったドイツ製の小さいサイズのブックシェルフタイプスピーカーから
今は、アメリカ製の小規模映画館用のシステムが鎮座しております。
天井からぶら下がったメインスピーカーはまだ良かったのですが
低音用のウーファーシステムは、重量60kg。ここだけの話、ボク体重と同じです。
サイズも階段を上がって行くギリギリの大きさでした。
ヤマト便の方々のご協力無しには存在しなかったシステムと言えましょう。(笑)
だって、二階に上げる時左右に手も入らない程で、力の入りにくいポーズだったので
なんと!ボクがスピーカーの下に潜って”人間ジャッキ”。三人がかりであげたのです。
その一部始終を目撃したお客様のSさんも、手伝う勢いでしたが
四人が入れるスペースも無く、ひたすら”笑って”おりました。
デジカメを持ってこなかったことを悔やまれておりましたが
そんな姿をブログにでも書かれたら世間の笑い者。
二階に上がったスピーカー郡を目の当たりにした娘は、『またかよっ!』と、優しく突っ込んでくれるんですね。
苦労して手に入れた?システムは、人間の声をとても忠実に再現してくれます。
弦の音も良く、ボクの好きなアコースティックギターは艶やかで延びがあり大満足です。
”LAFAYETTE”1970年代のアンプを手に入れました。
愛らしくキュートな姿に”やられた”。
音だってキュートで、ボクのお気に入りに加わりました。
「トリオ」、ケンウッドの前身のオーディオメーカーが、当時アメリカ向けのブランドを作りました。
それがLAFAYETTEです。
日本も昔は”良い物”を作っていました。
車もオーディオも。
以前、新聞広告のお仕事で、カミさんが”箱根を旅する主婦三人”と称し、
女性三人が発売されたばかりの某国産RV車で観光巡りするものだった。
企画内容通り、国産RV車を誉め散ったものだったが、
取材も終わり主婦仲間?の岡 小百合さん(加藤NAVI編集長の奥様)らと”本音”トークが始まった。
当時ALFA147 1.6 左MTに乗るカミさんと、もう一人の主婦、江渡 弘美ちゃんもALFA spider sr4のオーナー。
小百合さんも147に食指を示しており、国産RVなんか”どうでもいい”と言った顛末になり
話題は、『今、欲しい車』に向けられた。
もう、8〜9年も前になるのか。
蓼科での生活をしていたとき、我が家の車生活はメインにALFA 33 SW
サーキットイベントを楽しむ GIULIA SUPER 1300に加え、泥沼を楽しみたくて25万円で買ったALFA 164。
そして、カミさんのPANDA 4×4。
モナコブルーのボディカラーは、探し求めていた色で、一年の内3ヶ月くらいは修理工場に居た気がするが
カミさんが、今まで乗った車の中では、”コレしかない”と言うほどのお気に入りで
もし、今欲しい車の希望を言うなら”壊れないPANDA”と言っていた。
147の洒落たデザインと、走ってナンボの1.6MTは、ベストチョイスだったが
”エンスーの妻達”つまり『エン妻』らは、旧PANDAの”無印良品”的ベーシックさと
道具としての完成度、使い込んだ鞄の様な安心感。
パーティードレスではなく、普段着に気を使う感覚。
勝負パンツでは無く、はき慣れた木綿のパンツ。
”壊れない”というのは、言い換えれば”安心して乗れるPANDA”と言うこと。
友人である並木さんから、”終わりかけた”PANDAを譲っていただいた。
彼の住む小平から仮ナンバーで目指すは長野県御代田町。
終わりかけたPANDAにもう一度命を吹き込み、箱根の生活にPANDAを加えたいと思ったから。
蓼科から箱根に引っ越す事が決まった時、ALFA3台を優先してカミさんのPANDAは泣く泣く処分。
「cafe GIULIAに来ると、いつも居ますね」と言われる程の常連山口館長から紹介された篠原さんは、
御代田町で静かに修理工場を営んでいる。
静かにと言うのは、目立った看板も無くほとんど口コミとリピーターだけで工場の中はいつも輸入車で溢れている。
少々頑固な・・・いやものすごく頑固なオヤジは、
自動車のことを知り尽くした技術者で、
助けを求めここにやってくる自動車達を本来の姿に戻してあげるのだ。
”当たり前の作業”に時間をかけ適正化していく施術。
職人の様な”感”で仕事するのでは無く、証明された技術を必要な箇所に必要な作業で車の”病気”を治して行くのである。
ボクが、篠原さんにPANDAをお願いしようと思った理由は、この頑固オヤジの仕事が好きだからだ。
少し前、”ドナー”となりかけたが見事に復活したPANDAに乗ってcafe GIULIAに来た篠原さんから2冊のアルバムを見せて頂いた。
カミさんのPANDA入院記録。
今度、家族で見舞いに行って来よう。
頑固赤ひげオヤジに、缶ビールでもひっさげて。