914

大変お待たせいたしました。

晩酌タイムも9月になって「さあ、これから!」と言った感じです。

“終わりました、無事に”

MUSEO ALFAROMEO Meeting-3、何とか形になったと思っております。

参加いただきました方々もこのページをご覧になっていらっしゃるでしょう。

この場を借りて、御礼申し上げます。

 

二日目の箱根のコースは霧が凄くて“キャンセル?”なんてことも考えましたが、

ALFAROMEOに乗っているツワモノが霧でキャンセルじゃ面白く無いべ!

と勝手に思い、予定通りのメニューを強行。

何事も無く無事に終わりました。

良かった、良かった。

 

今回は家族揃ってスタート地点のパシフィコ横浜まで行って

会場の雰囲気を楽しもうと、チョッと参加者気分です。

僕は参加車両の誘導、カミサンは受付。

スタートセレモニーはデジカメでも持って、ゆっくり見ようなんて思っていたのですが

スタート30分前に問題発生。

市内パレードの先導を予定していたドカッティ“の方々が「先導車つけてぇ〜〜」と

訴えたものだから、急遽我が家の147が先導を務めることになりました!

時間がない。

カミサンが見当たらない。

電話しても出ない。

子どもたちは何処に行ったの?

ここは何処?

私は誰?

スタート15分前

カミサン見っけ。

「ねえねえ、僕たち先導車することになったよ!」

「はあああああああん?なんじゃそれ?」と不可解な顔のカミサン。

「とにかく、時間がない。子どもたちはどこだぁ?」

スタート5分前

娘見っけ!

息子は諦めて置いていくか?と弱気になったその時

息子見っけ!

全員でダッシュ!

スタッフは地下駐車場に車を停めておりました。

スタート間近、無線で「トダテさん、今何処?」

「駐車場に到着した、もうすぐ上に行くよ」

料金場で問題発生、細かい金がない・・・・

テープの声で「料金をお支払いください」と繰り返すが、誰もいない。

「誰か〜〜〜〜両替してくれ」

あちこちポケットを探してようやく駐車場脱出成功!

既にスタート時間は10分ほど過ぎている。

「トダテです、スタンバイOK

「了解、ゼッケン001番からスタートします」

と言うわけで、これが我が家の147、ゼッケン147番。

 

ようやくスタート。

パシフィコ横浜内のロータリーで先導役のDOCATIを待つ。

『ドドドドドドド』来た。

続いてゼッケン001002003と繋がったところで出発。

日曜日の横浜は交通量も多く。バックミラーを気にしながらの走行が続いた。

カミサンが運転して、僕がコマ図を読み上げ無事“港の見える丘公園”を通過。

根岸に入ったところで、痛恨のミスコース。

カミサンは「今のところを左じゃない?」と言った。

僕は「ゴメン、間違えた」

DOCATI2台は付いて来たが

ALFAは誰も付いてこない・・・・・

「まあ、いいか」

コースに戻り、ゼッケン005番の前に僕たちは入ったけど

山下公園の辺りでは、もう後方にALFAの姿は無かった。

赤レンガ倉庫の前に車を停めて、後続のALFAが来るのを待つ。

ゼッケン019番のジュリアの方に「後続車を待って、列になります」と告げたら

「皆さん直進して行きました」と

仕方が無いので又スタートする。

こんなドタバタを繰り返しながらも、無事“みなと未来IC”に到着。

DOCATIのライダーさんに「お疲れ様でした」と告げて、そのまま箱根に向かいました。

保土ヶ谷バイパスを乗り継ぎ横浜町田ICから東名高速道路へ

後ろに付いていた2台のジュリアに先に行っていただく。

僕らは海老名PAでトイレタイム。

やっと落ち着きました。

しばらく走り厚木ICの手前でジュリエッタ・スパイダーに乗る成松君を追い越す。

手を振って追い越したが、この後彼のジュリエッタ・スパイダーは燃料系のトラブルでスローダウンしたらしい。

厚木を過ぎたところで黒のNEWスパイダーに追いつく。

嫌な予感がしたが勢いで追い越したら

FAJの広報部長サラさんだった。

「トダテさん、凄い飛ばしてたでしょう!」と後から怒られそうなので

チョッとスローダウンして、二股に分かれる地点で右コースをチョイス。

御殿場ICを降りて、何時ものGS“相模屋さん”に寄って給油。

その後は、翌日のゲーム会場となった“スーパーAokiさん”に寄って会場の飾りつけをする。

箱根の山のホテルに着いた時は5時を回っておりました。

山のホテルに5分間滞在後、今度は翌日のコースを点検試走しながら

特製アルファロゴマークを電信柱や道路わきの岩に貼り付けて行く。

上の写真がそれです。

5枚貼って見ましたが、全部解った方は1名だけでした。

自宅に戻り、着替えを済ませパーティーに参加。

実はこれが一番楽しかったりします。

美味しい料理と美味しいお酒、alfistaとの楽しい語らい。

来年も出来るのかな?

長く続けて行きたいイベントです。

僕のライフワークになりつつ在る、素晴らしいイベントです。

 

さあ、あなたも来年は参加者になってみませんか?

楽しんでこそ人生。

お待ちしております。

914日に書いた内容を21日に訂正・追記いたしました)

 

 

929

もう秋だというのに日差しも強く、少し動けば“ワッ”と汗をかく陽気だった。

リアゲートを開けてピクニックテーブルとタープテント、折りたたみ自転車を積もうとしていた。

前後2列のシートは3脚づつに独立しており、後部座席は折りたたんで脱着が可能だし

その気になれば3脚外して広大なラゲッジスペースを作ることだってできる。

また、座席の位置も前後に移動できるのでちょっと大きくて長い荷物も難なく積めるのも

気に入っているところだった。

子供たちも初めは「何?この車、変な形」と嫌がっていたが

広い窓は列車の気分だし、広々とした車内は格好の遊び場になって

いまや、我が家に無くてはならぬ存在になってしまった。

今日のディキャンプも子供たちの提案で

以前行ったことのある西丹沢のキャンプ場に行くことになったのだ。

ポップな内装は、妻のお気に入りでMTしか運転できない妻も

国産には無い乗り味と、ATには無いタイトな加速感に満足していた。

初めはワイドなボディに少し不安を抱いたが

今は買い物や友達とのランチにも薦んでこの車で行くようになった。

1600ccの割には、トルクもあってショートストロークのシフト感もスポーティーで

イタリアのファミリーカーがこんなにも魅力に溢れていたなんて

僕も改めて認識させられたのを告白しておこう。

249万という価格はバーゲンプライスだと思う。

本当に買ってよかったとしみじみ思っていた。

 

・・・・・・・・・・・・・

こんなことを夢見て、僕は箱根の家に帰り着いた。

その日は、長野県長野市にある“アレーゼ信州”を訪ねてきた。

TAROCメンバー綾ちゃんのスパイダーが点検整備を終えたので

引き取りに行くことに付き合うことになったのである。

147に乗る吉田さんもブレーキの不調でアレーゼ信州に行きたいと言い出し

僕たちは諏訪インター傍のショピングセンターで待ち合わせ

一路長野市をめざした。

アレーゼ信州のショールームには新旧の156と黄色いボディーカラーが鮮やかなプントアバルト

そして、僕が一目ぼれしてしまったFIAT MULTIPLAが、そこにあった。

少し濃いブルーメタリックはシックで、奇抜なスタイリングを魅力的に見せるには良い色だと思った。

今年の春、長尾峠を走っていた僕は一台のムルティプラにすれ違った。

確かボディーカラーは赤のメタリックだった。

その日の夜、一通のメールが届いた。

送り主は、自動車ライターの下野康史さんだった。

長尾峠ですれ違ったムルティプラは下野さんだった。

「すごくいいよ、ムルティプラ」と書かれていたことを思い出しながら

僕は目の前の実車に眼を奪われていた。

確かに見れば見るほど、触れれば触れるほど良くできた実用車であることに気づいて行く。

留めは「乗ってみます?」と店長の勝本氏が進めてくれたことだった。

乗ったらもう“トリコ”になっていた。

試乗車は白いボディーカラーで少々営業車っぽかったが

乗ってみて気づいたのは、実用的でまじめだけど陽気なイタリアンエンジン。

スポーティさも十分兼ね備え、alfaromeoが好きで、でも一台は家族のためにみんなで遊べる車が必要な

お父さんにぴったりなんですよね。

すっかり“欲しいモード”に嵌った僕は。

家に帰るや否や開口一番「ムルティプラ買おう!」と高らかに宣言したのでした。

冷蔵庫から缶ビールを持って来て僕に手渡してくれた妻は無言でテレビに視線を送っていた。

用意された鯖の味噌煮を食べながら僕はこう続けた。

「あんなに良いとは思わなかったよ」

「ねぇ、買おうよ」

「・・・・・」

「俺、33もミジェットも売るよ」

「止めなさいよ、私あんな車嫌だよ」

「何で?」

「だって、ガッツ石松みたいな顔じゃん」

「ハハハハハハッそうかな?」

その晩は、平行線でした。

確かに33やミジェットを処分したところでたいした金額にもならないだろうから

金銭的に余裕が無い我が家には、結果は見えていた。

翌日妻は、御殿場に向かう車の中でこう切り出した。

33は、ずっと乗って欲しい。あの車は色々な出会いを教えてくれた車じゃない。

何時まで走れるかは分からないけれど、走れる限り維持できる限り乗っていて欲しい。

最後を看取ってあげられるのは、あなたじゃないのかな」

僕は秋晴れの空を眺めながら心に広がる爽やかな風を感じていた。